【50代男性必読】定年後にひとりぼっちにならないために、今からできること

お悩み相談サイトを見るのが趣味の私。そこからヒントを得て、50代夫婦にも必要だと思われることについて記事にしてみました。
定年を目前に控え、「これからは夫婦でゆっくり旅行でも」と考えていた矢先、突然、パートナーから「別々に暮らしたい」と言われたら――。
それは決して特別な話ではありません。
近年、子育てを終えた世代やリタイア後の夫婦の間で、「熟年別居」「熟年離婚」が増加しています。
また離婚までしなくても「卒婚」という言葉は当たり前になりました。
実はその兆候は、もっとずっと前からあったのかもしれません。
この記事では、定年を控えた50代の男性が、今から備えておくべき「夫婦関係の危機」とその対策についてお伝えします。
熟年離婚は静かにやってくる

「毎日穏やかに過ごしているつもりだったのに、まさかうちが離婚なんて…」
こう語る男性は少なくありません。しかし、よくよく話を聞くと、妻側は何年も前から「一人になりたい」と考えていたことが多いのです。
なぜ男性側は気づけなかったのか?
それは「家事は全部任せっきりだった」「感謝の言葉がなかった」「老後も当然一緒にいてくれると思っていた」…そんな思い込みが積もり積もった結果なのです。
実際に、60代以上で離婚を切り出すのは女性が7割以上とも言われています。
つまり、「離婚を突きつけられる側」になる可能性が高いのは、あなたかもしれません。
「ありがとう」と言えていますか?
ある50代の男性は、仕事一筋で生きてきました。
朝は新聞とトーストが出てくるのが当たり前。休日もリモコンひとつで、家中のことは妻任せ。
ところが、定年が近づいたある日、妻からこう言われました。
「これからは、自分の時間を楽しみたいの。あなたのお世話係じゃないのよ」
その時、初めて彼は「今までありがとう」と言えていなかったことに気づいたそうです。
今のうちから、「ありがとう」「助かったよ」といった感謝の言葉を口にする習慣をつけましょう。
小さな積み重ねが、夫婦関係を大きく変えていきます。
家事ができない男は老後に孤立する

自炊・洗濯・掃除。これらがまったくできない状態で、もしも突然一人暮らしになったらどうしますか?
ある男性は、妻の入院をきっかけに「味噌汁が作れない」「洗濯機の操作がわからない」と絶望したそうです。
それ以来、毎週1回は夕食を担当し、今では得意料理が3品もあるとか。
家事スキルは「緊急時の備え」であると同時に、「妻との対等な関係を築く武器」にもなります。
おすすめは、以下のような小さな一歩から:
- ご飯と味噌汁を一人で作る
- 洗濯機の使い方を確認し、干して畳むまでやってみる
- 週末に一人で買い物に行って、簡単なメニューを準備
最初は不安かもしれませんが、3ヶ月もすれば自然とできるようになります。
別々に生きる未来、それでも繋がる方法
夫婦の関係は変化していきます。
「同じ家に暮らすけれど別々に過ごす」「別居してもつながりを保つ」――そんな柔軟な形も増えています。
たとえばこんな工夫も:
- 毎週末は“ふたりで外食”のルールをつくる
- 互いに“自分の時間”を尊重し、相手の行動に干渉しすぎない
- 「いつか別居するかもしれない」という未来をタブー視せず話し合っておく
一番大事なのは、「一緒にいたい」という気持ちを持続させる努力です。
一方的な依存関係ではなく、お互いが尊重し合う関係が続けば、同じ空間でなくても穏やかな関係は保てます。
50代の今こそ、再スタートのチャンス
50代は、まだまだ変われる世代です。
「もう遅い」「今さらやっても無駄」と思うかもしれませんが、妻の心が完全に離れてしまう前に、できることはたくさんあります。

今日からできる5つの行動チェックリスト
- 妻に「いつもありがとう」と声をかけた
- 家事を一つ、自分だけでやってみた
- ふたりで将来の暮らしについて話した
- 一人で食事を作る練習を始めた
- 自分の「役割」について考えてみた
家事分担についてのおすすめ書籍
ビジネスに関する書籍はたくさんあるのに、夫婦関係、特にシニアの夫婦関係についての本は少ないと感じます。
以下は若い人向けの夫婦関係の本ですが、シニアの夫婦にも読めば必ず参考になる内容があります。
ぜひ、見てみてください。
「家族全員自分で動く チーム家事 日本唯一の家事シェア専門家が導き出した」
「人生が圧倒的にラクになる! 夫婦ONE TEAM思考」
「どんどん仲良くなる夫婦は、家事をうまく分担している。」
まとめ
「夫婦で過ごす定年後」は、ただのご褒美ではなく、“努力して築くもの”です。
今から身の回りの生活力を身につけ、感謝を言葉にし、心の距離を近づけていくこと。
それが、将来、一人きりになってしまうかもしれない不安に備える唯一の方法です。
まずは、小さな「ありがとう」と、朝の一杯のコーヒーから始めてみませんか?
美味しいコーヒー豆のおすすめ
ここのコーヒーが味とコスパのバランスが良くリピートしています。
私がいつかは欲しいコーヒーマシーン
今はハンドドリップで淹れていますが、いつかはコーヒーマシンで淹れてみたい。プロフェッショナルも使用するデロンギは憧れのメーカーです。